【新唐人2014年7月27日】上海では各バス停で、警察犬を連れた特殊警察によるパトロールが始まりましたが、新疆ウイグル自治区のウルムチ市内でも、すべてのバス路線で、液体やライターなどの所持が禁じられます。ただ市民は、これでは根本的な問題は解決しないと指摘します。
官製メディアの報道によると、25日からウルムチ市内の100に及ぶすべてのバス路線で、ミネラルウオーター、各種飲料、食用油、ヨーグルトを含む液体とライター、ガソリン、花火、爆竹などの可燃物、さらに爆薬、火薬などの粉末の所持が禁じられました。しかも各バス停で、少なくとも2人の検査員が乗客の荷物を開けて中身をチェックします。
ウルムチ市民 張さん
「保安検査はエスカレートしています。ライターや飲料すら所持するなと?ウルムチ市内すべてのバス停に検査員がいて、バスの運転手も検査します。前のドアにも専門の検査員が乗るそうです」
新疆当局のこの措置を受けて、ネットには「食料品を買ったおばさんたちはバスに乗れなくなる」と皮肉るコメントが現れました。
ウルムチ市民 張さん
「効果などないでしょう。完全に税金の無駄遣いです。社会の矛盾は力ずくではなく、民衆の権利を尊重して、社会の根源から解決すべきです」
ウルムチ市民の張さんによると、現在、ウルムチ空港付近の町内のスーパーや商店では、住民が代理で小包や速達を受け取ることが禁じられています。安全の面を考慮した結果だそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/26/a1125796.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)